http://d.hatena.ne.jp/bebebe/20070820/comikeのつづき

間をおいちゃうとダメね。
向こうは既に投げ出してるから意味ないのだけど。

「この製本に幾らかかりました?」
 と聞いても誰も教えてくれませんでした。
 新規に参加しようとする者にとって製本代は1番聞きたいことです。秘密にしなくても良いことまで隠すと人は良い感じを持ちません。

初対面の相手から飛び出てきたのがこの質問では「ああ、この人は本気で考えてないんだ、本気で自分(達)と向き合える人じゃないんだ」と見られてしまうのです。さらに「税務署ではないよ・・・」と来た日にゃ、「間違いない、おれたちをからかいに来た人だ、嗤いに来たんだ」となるのです。
相手の頭の中ではわーにんわーにん鳴ってます。話したくない内容なのではなく、話したくない人間、関わったらまずい相手だと判断されただけです。これほどまでに順当な結果を生むとはね。どんだけテンプレートなんだかといいたくなるが、みようによっちゃ普通の人だったってことですな。
金の話がタブーなわけではないけど「同人誌って儲かるんでしょ」とか、敵性認定に繋がるセリフは他にも。「絵上手いね」とあたりさわりのない誉め言葉で声をかけてくる相手にも一歩引いて警戒態勢をとるし。
一番いい反応が出てくる質問は「この本どこのサークルの?」でしょうね。かなりの率で同志認定されます。


なんとなく、『コミックマーケット』以外の同人誌即売会があることを知らなそうなんだよね。毎週全国各地で開かれているんだが。
それぞれのイベントが、主催の考えのもと、それぞれに「テーマ」を持って開催されている。
悲しいかな、コミケの名が強すぎて、それ以外がメディアに出てくることは稀。コミケはワンオブゼムでありながら、オンリーワンになってしまっている。ナンバーワンなんてレベルじゃない。
同人誌即売会という場を作ったコミケがそのまま同人誌の看板になってしまって、コミケが潰れたら同人誌もなくなってしまうという危機感がある。


コミケが創作のための場かというと、むしろコミュニケーションの場になっている。流通がそのままコミュニケーションに繋がっている。文通やら交換日記やら、そいういうものと同じところに同人誌というものがあるだけのこと。
そんなコミケに集まっているモノはまとめてしまうと『欲』の一言。
とにかく漫画を書きたいという欲、作り上げた漫画を見てもらいたいという欲、プロになって一旗上げたいという欲、売りさばいてがっつり儲けたいという欲。エロも、たくさんある『欲』の一つでしかない。
それらを全部まとめて、良い悪いという区別はせずに受け入れる。何かを排除することは、自分が排除される可能性にも繋がるから。個々人の好みで良し悪しを言うことはあっても、実際にはなにもしません。
今のコミケにとっての「健全」とは、何者も排除しないことです。すべてを受け入れるからこそ集まる人が増えてしまう。


勘違いしてる人も居るかと思いますが、コミックマーケットは広告等の宣伝をしていません。来場者を増やすための努力は一切していません。
ただ、コミックマーケットに来たいという人たちのために、漫画系の情報誌等に案内記事を載せてもらうことはあります。チェックしてないから分からないけど最近は『ぱふ』ぐらいじゃないですかね。書店で販売されるカタログも、来たいという人への便宜を計って漫画系の書店で扱ってもらっているだけです。
必要な人にだけ伝えられればいいということで、一般人向けには告知を一切していないのです。いろいろな雑誌に、コミケへ行くための記事が載せられるけど、基本、準備会はノータッチです。書かないでくれとは言えないし。
近寄るなという看板を現地に立てて、人を寄せないような努力はあります。どちらかというと、「コミケへは来るな」という空気を作っているわけですが、それでも人が集まってしまって困るぐらい。
そのへんがカルト臭かったりもするわけだが。カルトといわれること自体は、いじったり邪魔したり潰したりしようとしなければぜんぜん気にしないんだけどね。

ハブ空港

 理想を言うならば、関空なり羽田なりに国内他地域や中国あたりから20〜22時台に到着する便を集中させ、23〜1時に東南アジアやヨーロッパへ出発する便を整備するとかなり便利になりますよね。そうした国内でのネットワークを造って初めてハブ空港となりうる。

http://d.hatena.ne.jp/katamachi/20070823/1187839265

全日空那覇空港を対アジア物流の中継地に使うという方針を出したので、いずれは旅客にも派生する可能性もあるか。