D.C.〜ダ・カーポ〜 #25

音夢の夢がこわいこわい、さくらも同じ夢を見たらしい。
前回の異様な引きはなんだったのかと思うぐらいに元気な姿を見せる音夢だったが、桜が復活、音夢に向けられた呪いは半端に効いている。純一にだけは必死でそれを隠そうとする。
でもこのまま純一のそばに居れば呪いは続く。かといって離れるのは嫌。それはさくらも同じ。気持ちをLOVEからLIKEに変えようと思っても、好きになって、好きでいつづけた心が変わるはずも無く。その思いが音夢を傷つけ純一を苦しませるなら、純一を忘れようと決心する。
そういえば音夢は桜の木になにを願ったのだろう。純一と一緒に過ごした日々の記憶をなくし、純一と出会った頃、純一と約束を交わした頃の音夢に退行してしまった。彼女が当時一緒にいたのは純一だけで、そして今一緒にいたいのは純一だけなのだ。