プラネテス #17

見逃し分、危うく上書きしてしまうところだった。
どんなものでも壊す実験をしないといけないと思うのです。部品・部材の限界を見極めるためにも必要だし、極限状態や破壊に至るプロセスを知ることも安全確保のためには重要。家やビルなどの構造建築物ではミニチュアや一部、場合によっては本物を破壊するテストを繰り返し、安全性の確保や新技術の開発をしているのに、ロケットの開発でそれが許されないのは将来の為にならないでしょう。とりあえず日本の宇宙開発を前に進めるためにLE7Aエンジンを10個ぐらい、H-2Aを3基ぐらい壊しましょう。

事故が起こった時に、責任者に詰めより、責任を取れと叫び進退を迫る者がいるが、責任をとるというのは、職を辞めることではない。それは後始末を他人に押し付けるということだから、むしろ辞めてはいけない。任を全うして結果を出し、プロジェクトを完遂することが関わった者に対する責任のとり方だと思う。もっとも、ロックウェルは責任どうとかではなく、自分の目指すものになりふりかまわないというだけだが。