真剣10代しゃべり場

ヲタク再放送。ただし、議論部分だけで、アキバ詣ではなし。id:bebebe:20040423#p2


山田は15年前ならもっとひどい扱いを受けてたと言っていたな。そうだな、少し昔話をしよう。
宮崎勤という人がいてな。なにをしたのかはどうでもいい。知りたい人だけが知ればいいことだから。彼の起こした事件をきっかけに社会にその存在を認知され始め、それゆえヲタクというのが激しく叩かれてた頃があったんだよ。晴海で行われていた夏のコミケが「ここに10万人の宮崎勤が居ます」*1とワイドショーで取り上げられたのがこの時だ。
高校生だった当時、公私共に認めるヲタであったが、それが理由で叩かれることはなかった。もっとも、好かれているとも思ってなかったが。子供らしい思い上がりかもしれないが、ヲタである自分に自信があった。それが理由で嫌われたとしても、自分の趣味を変えるつもりはなかった。
高校で私はアニメ研究同好会に所属していた。部室の窓ガラスが割られ、開いた窓から手を入れられ、中のものを外に放り投げられる。ああ、またかと、私自身はけっこうのんきなものだった。直接危害を加えるような動きはなかったし、やばい人間には関わりたくなかったから。
あるときは部室にいる時に、手を突っ込まれたこともあった。つかんでみたら驚いて手を引っ込めて逃げていった。相手の顔は見なかった。冬、2階の窓から雪玉が飛んできた。一応、あちらさんも人間としての心はあるらしく、石は入ってなかった。自分も若かったな。向こうが投げつづけるのでこちらも雪玉を作り、投げ返した。さすがに、相手が見えず、当たったのかどうか確認のしようはなかったが、雪玉は飛んでこなくなった。したことの後始末、人の居なくなった2階の廊下をこっそり掃除させてもらった。
なんだろうね。個人は叩かない、集団を叩く。主張はしない、自分の顔は見せない、でも攻撃的。不思議なものだ。


ふと思うに、せめて高校時代ぐらいはスポーツやっとけばよかった。

*1:この時期、開催される2日間で延べ10万の参加者数だった、冬からは幕張開催