地震

生島ヒロシという名をすごい久しぶりに聞いたような気がするな。新幹線に乗っていてちょうど地震に遭ってしまったということでテレビにちょろっと。そして、テレビ東京開局40周年ドラマ『新幹線をつくった男たち』の宣伝をバシバシと。脱線騒ぎで新幹線が注目を浴びてる中、悪くないタイミングだ。
新幹線はトンネル内部にも崩落があったとのことだが、在来線のそのへんの報道は見当たらない。新幹線も深刻だが、路盤が流されたりしてる在来線もかなり大変なことなんで、ちゃんと公正に報道してください。トンネル内の崩落は山陽新幹線でも経験してることではあるが、テレビで見るとそれとは比べ物にならないほどにかなり派手な崩れ方をしてる部分がある様子。トンネルや高架が断層にかかってなかったのであれば幸い、もし断層でトンネル内部や高架がずれてたら、その部分でトンネルや高架に列車が激突する可能性もあったわけで。
近くを走っていた列車が他にあって、それでも脱線に到ったのは一編成だけであるということが、この地震の局所性を語っている。
脱線した列車への対応は足場を組む準備が進んでるようで、週内には終わるだろうけど、高架や橋脚の修復に時間がかかるようで、上越新幹線の完全復旧にはだいぶかかりそう。橋脚の破壊部分、下からの突き上げとそれに追従しきれなかった上部との間で、コンクリ打ちの接合部あたりに力が集中してコンクリが砕けたのではないだろうか。こればっかりは仕方が無いというしかないような気もするが、そういえば阪神淡路で橋脚に鉄板を巻くという対応が、ここでは成されてなかったような雰囲気でもある。これに対応するには橋脚自体を免振システムの上に乗せるぐらいしかないんじゃないだろうか。
テレビ見てたらちょい写った『平成』。平成へなりという地名があった覚えはあるが、調べてみると、地震の被害にあった『平成』は『へいせい』なので、最近ついた地名っぽい。
いろいろな研究者が現地入りをしているようで、それらの自然科学的解説がなかなか楽しい。地割れで砂が噴き出してる場所もあって、液状化が起こったせいで空洞なために軽い配管が浮きあがってその力でマンホールが地上に飛び出したのだという。なるほど、そういうことも起こるのかと感心したり。