善制・圧制

id:Jonah_2:20041219#p1になんか書こうと思ったらid:Jonah_2:20041220#p2で検証された。

亡命政府、ダライ・ラマ側の数字はチベット族600万、それ以外が750万。
http://www.tibethouse.jp/situation/

中国側の数字は260万、その95%以上がチベット族。そして、人口増加率1.7%。
http://www.china.org.cn/japanese/ri-difang/
http://www.china.org.cn/ri-xizang/

また、1950年は100万ということだから、だいたい年2%程度の社会増加で、これだと35年で倍化する。その増加が移住による社会増なのか、それとも出産による自然増なのかは単純な人口統計だけでは分からない。
非チベット族の移住とか言っても、チベットに籍を置くのか、そうでないのかによってもまた違うだろうし、どこまでを人口と数えるのか、どこまでを領域とするのかによっても変わるだろうな。
世の中、社会・共産主義系や軍事主義系を批判する側が正しいとされてそっちの主張や数字が大きく取り上げられますが、それが現実がどうかは気をつける必要はあります。
朝鮮の併合時代、人口が倍増したのは事実だとしておこう。でも、延べ300万、最終的に200万が日本に来ていたり、満州地域へ移住・殖民が行われたり、どっちかというと朝鮮から外へ人が流れてる。これを半島での圧制の結果と見ることもできそうではあるが。もっとも、日本への移住は賃金格差によるものだが。

id:Jonah_2:20041216#p1
日本人といった場合に、それが民族なのか国籍なのか、それを混同して展開する論があるんでなんとも。民族＝国籍と捕らえてる人も多いようで、日本人は単一民族という言い方には違和感を覚えます。近年は民族を前面に押し出した独立運動とかあるからこれまた。
そもそも、社会は××系日本人としての生き方そのものは否定してないと思いますよ。日本人として生き、日本の法や社会ルールを守って生きることができるなら、民族性や個性を捨てることまでは要求してないわけで。問題は、××人でありながら日本人と同等の扱いを要求することに有るわけで、日本人であることを否定しながら日本人であろうとするのはいかがかと。××人というのは、帰属先を保証する部分、その人の身元を保証するのがどの国かということで、帰化はそういった身元保証・帰属の扱いに関わることでしょう。日本に帰化すればその人の身元を保証をするものは日本国。同様に在日朝鮮人の身元を誰が保証するのかといった場合、南韓や北朝鮮なわけで、その人の身元や権利を保証するのは所属する国家なんで。それを外国に対して求めることがありかどうか。
アメリカが太平洋戦争中の日系アメリカ人の扱いに関して謝罪したことがありますが、あれはあくまでもアメリカ人に対するものであって。彼ら日系人はアメリカ人としてどうするかという行動をとっている。そもそも開戦前には日本人の帰国をさせていたし。
では、帰化した朝鮮人、つまり朝鮮系日本人が日本のために行動をするか、というところ。在日朝鮮人が朝鮮・韓国のために行動するのはある意味自然だとは思うが、それはすなわち、国対国の状態が起これば、敵対する者という扱いを受けるわけで、これが帰属に関わってくる。日本人であるなら日本のために行動することが求められ、そうでないならば安全の確保のため敵国人として隔離されることに。その国家が日本と対立したときに、どっちにつくのかという質問はたちが悪いけれども、非常に根本的な問題です。
氏名については、あくまでも公用語たる日本語での表記が求められる必然が基になってます。そうでないと、ロシア語やアラビア語でも戸籍に登録できるようにという話になりますから。日本式の名前を求められたといっても、それが審査する側の個人判断なのか、日本語での表記を求められた申請者側の解釈なのか。