尼崎

伊丹-尼崎の5.8kmが快速で6分だから、平均時速60km、1分半の遅延を取り戻すには平均時速80km。
みることができた番組は少なかったが、その中で目立っていたのだ技術評論家・桜井淳。執筆歴を見た感じでは、危険論者。安全な技術は存在しないというのが根本にあるようで、とにかく何に対しても危険性を叫ぶ趣向であるらしい。テレビ出演で興奮してるのかとも思ったが、時間がたって回数をこなしても話調が変わらないので、こういう人であるらしい。あの調子では、デンパちゃんに見えてしまうが、テレビ的にはおもしろいのだろう、複数の局で出演。
この人に限らず、定時性を維持しようとするJRの体制を批判しているものがあるが、遅延に対して苦情が出ることに触れないのはおかしな話。車体が衝突に弱いということに関しても、頑丈にすれば車体重量は増し、保線や運行コストに跳ね返り、運賃へ反映される。利用者が安全に対する負担をどれくらい許容するのかが分からない。
オーバーランが8mではなく40mだったことがJRの会見で明かされた。オーバーランを起こすのは安全確保の上で問題ではあるが、その後に遅延を回復しようとしたこと自体は批判したくない。しかし、脱線直前にカーブの制限速度を超える時速100kmを出していたことは問題。


運転士、異常行動“ゲーム脳”の特徴
 「ゲーム脳の恐怖」の著書で知られる森昭雄・日大教授(脳神経科学)は高見運転士の行動をこう分析する。
 「高見運転士は過去3回も乗務員として重大なミスを犯しながら、自身で再発防止ができておらず、注意力が散漫な印象を受ける。伊丹駅でのオーバーラン後、指令の呼び出しに応答がなかったのも、故意であるとすれば、大事な場面で倫理的な行動がとれず、キレやすいというのはゲーム脳の特徴とよく似ているともいえる。JR西日本は運転士に関する情報を開示するなど、徹底検証が必要ではないか」
ゲーム脳ってなんでもありだな。プラズマよりすごい。



携帯で「もうあかん」 難航する救出作業、夜間も続く
 事故後しばらくは携帯電話で話ができた。しかし、午後4時半すぎ、「もうあかん」と家族に連絡があった。その後は家族や友人が電話をかけてもつながらなくなった。
切ない。


記者会見の記録
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005042501004780_Detail.html
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2005042601004802_Detail.html