電車男 #8

電車男に駆け寄ったエルメスの様子を見るために出撃させたラジコンが雨で故障してどんな会話があったのか分からないマスター。とりあえず、倒れた電車男を車に乗せて病院へ。
告白の結果を待つ人たちに向け、今日は出てこれないことが確実な電車男になりかわってマスターが書き込み。ふられたと書き込むが、癖が強くて嘘がバレバレ。
名目上は落ち込んでるエルメスのために、入院してる電車男の前に婚約者と言って電車男の芽を潰す手に出たマスター。一方、電車妹は電車男の選んだ誕生日のプレゼントをエルメスに届ける。しかし壊れてしまっていて渡せない。それでも、嫌いだった兄が前向きにがんばって変わったことをすごいなと、見返したと伝え、もてあそんでからかったりするなら付き合わないで欲しいと語る。
陣釜のおちゅーしゃは電車男の見た夢だった、がっかり。陣釜におちゅーしゃで虐待される悪夢から目覚め、はっと気付いて悪い予感の電車男、そして流れる陣釜のテーマ曲。わざわざ電車男に相談事を持ち込みに来た陣釜の登場だった。陣釜の担当を変えるという話だったが、それを嫌がってる陣釜は電車男のほうがいいのか。どうでもいいところでムダにコメディ展開が。
退院し、エルメスに誤ろうと携帯に電話したが出ない。しかも気付いてマスターが携帯のデータを消してるし。エルメスの家に電話したら母から大事なことを聞かされる。エルメスが自分を責めたのは嘘をついたということが原因であると気付かされる。きっかけとなったコミケの件で、仕事と嘘をついたのはオタクであることを隠したかったからだが、オタクをやめても、オタクであったことは変わらない。オタクであることを隠すのも、オタクをやめてオタクだったことを隠すのも嘘をつくことには変わりがない。ならば、オタクであることを話して、エルメスに対して嘘をつくことはやめようと、掲示板でカミングアウトを宣言する。
告白自体も半端で、なにより自分の想いを伝えていない。本人に連絡がつかなくて弟に繰り返し連絡していたことが弟からエルメスのもとへ伝えられ、とにかく電車男に会おうと思い立ったエルメスはマスターをほっぽりだして一路、電車男の家へ突撃。放り出されたマスターは告白で渡すつもりだった指輪を崖から海に落としてしまい、さらに車を離れた隙に車を盗まれ、踏んだり蹴ったり。仕掛けに凝って自分の足を掬っている。
突然の襲撃を受けて動揺した電車男だったが、自分の部屋に上げて居並ぶプラモとフィギュアを見せ、オタクであることをカミングアウト。オタクというものにこれといったイメージのないエルメスにとってみれば、いままで周囲にも隠していたことをあかし、もう嘘や隠し事はしたくないという電車男の想いを、過去の嘘にこだわらず受け入れる。
誕生日のプレゼントとしてお持ち帰りとなったミーナを部屋に飾るエルメスだった。