ロケット


H2Bロケットを08年度に打ち上げ
 H2Aロケットの輸送能力を1・5倍以上に高めた後継機の1、2号機が、08年度に鹿児島県の宇宙航空研究開発機構宇宙機構種子島宇宙センターから打ち上げられることになった。
 文部科学省が30日、計画を明らかにしたもので、従来「H2A能力向上型」としていた名称は、「H2B」と変更する。
 H2Aと比べて1段目ロケットの直径を1メートル太くし、エンジンを1基から2基へと増設。さらに固体補助ロケット(ブースター)を4本取り付け、打ち上げ能力をH2Aの4〜6六トンから最大8トンにまで増強する。
 現在開発を進めている国際宇宙ステーションへの物資補給機「HTV」を、米国のスペースシャトルに頼らずに自前のロケットで打ち上げるのが目的で、08年度中に打ち上げ予定のH2Bの2号機で、最初のHTVを打ち上げたいとしている。
まだJAXA文科省のページが更新されてないので情報がマスメディア頼りですが、H2シリーズ新バリエーションの公式発表。ほぼ、今年度開始時に発表したスケジュールどおりの話。記事中に直径を1メートル拡張、エンジン2基と書かれているので、H2A+のことですね。液体ロケットのクラスタ化は日本では初めてのことなのでうまく行くかどうか。途中で径が変わるロケットは珍しくも無いが、5mのフェアリングをつけて横から見ると5m-4m-5mという奇妙な姿。
するってと、液体ロケット追加でエンジン3基となるH2A212はH2Cとなるのだろうか。