TVチャンピオン

なぜか1週繰り上がりになったアキバ王選手権。フジの特集とネタと時間がぶつかるから前に持ってきたのかな。

第一ラウンド

アキバの新しい改札あたりにできたらしい新駐車場にて、音声だけで作品名とキャラクター名を当てるクイズ。
ここでいきなり17歳本人を呼んじゃってるし。1問目は魔法少女、2問目がおねティ。おねえちゃんが退場したら3問目にスクルドで久川登場。セーラーヴィーナスとかやらされちゃったりして、メジャーな役があるといつまでも引っ張られますな。4問目は回答者が亜夜と答えてミスったりの棗真夜。これはしょうがないか。正答者にはその場で録音する真夜の音声入り目覚まし時計。録音中に負け組みから野次が飛んで、実に大人げねー、おもしろい行動。このまま女神三姉妹でくるかと思ったら残念、3人目は清水愛。5問目の沢渡みつきでは体力不足か、回答者全員が障害として用意された坂を登れないということに。6問目は小野寺樺恋で、正当者にはその場で手持ちの携帯に入れてもらえる動画付き着ボイス。
ここで一人落ちて第一ラウンド終了のはずが、最下位同点無得点で勝負がつかないために追加問題。久川綾再登場で生ボイス、ケロちゃーんクイズ。


第一ラウンド中に五人いる参加者の紹介。

第二ラウンド

アキバを回ってあちこちでクイズを展開。

  • スタートはメイド喫茶tiara。制服として使っている衣装が何種類かあり、並んだメイドの中から本来ありえないものを当てる。
  • 2問目はフットアロマケアのあるRoyalMilkオーバーニーがいいのだというクイズ参加者の声に対して「絶対領域」と答えるメイド。ここではアロマケア以外の別料金サービスを当てる。
  • 3問目では食べたものを買ってくる。答えは名物おでん缶
  • 4問目は中古ゲームソフト販売店にて、ファミコンロックマン4のキャンペーン用金色版の価格当て。
  • 5問目、イントロを聞いて店のテーマソングを歌う。
  • 6問目は@ほぉ〜むにて。説明中に流れたキュンキュンって歌ってるのはなんだろう。この店で500円で受けられるサービスを当てる。ここで、スタジオの回答をちょっとはさむ。
  • 日が暮れて暗い中での最終問題は目の前に出された謎のジュースを扱ってる店へたどり着く問題。

第三ラウンド

日が変わっての第三ラウンドは審査員として岡田斗司夫青木光恵を投入してお宅訪問し、自慢の品を採点して競う。

  • 女装コスしていた人の部屋は壁も天井も美少女系ポスターで埋められた部屋、しかも学生寮。でもまぁ、かなり綺麗に片付いてはいる。自慢の品は西又のサイン入り版画。まさかあの版画を自慢するとは。いやいや、幸せだと思っている者こそが幸せなのである。放送的にだいぶギリギリラインなシーツや抱き枕がスタッフに踏まれまくり。
  • 美称女系フィギュアが飾られてる中にゴジラがあったりする部屋。これまたかなり綺麗に片付いている。自慢の品は発売中止になった銀英伝Ⅶの説明会で配られたバトルシップコレクション。
  • オチに使われたか三人目。三畳ぐらいの部屋にベッドとPCやテレビ、グッズのみっしり詰まったかなりオタクらしい部屋。DVDレコーダーはいつでもらいむのライブが再生可能状態で、見ながらベッドの上で振り付けを披露。なんだか踊りも部屋も岡田に誉められちゃってるよ。枕もとに並ぶ目覚まし時計が見事。しかしDVDレコーダーありながら丸い14インチブラウン管というアンバランスは残念。自慢の品はサイン入りらいむアフレコ台本。

最終ラウンド

なんか太目のシャアが居るが気にしない。会場となったメッセサンオーにてアキバにあるまじき女集合。これをアキバ系が好む萌えキャラに改造する勝負、テーマはツンデレツンデレ系についてはスタジオで用語の説明。
妻が居ますからと言ってゼッケンの下のキャラTシャツを晒して渋谷系ヤマンバから「きっもー」とキモがられたら、抽選でヤマンバ当選。巫女にするためドンキで衣装調達。試着を嫌がられたり。でもまぁ、その組み合わせもそれはそれで面白いが。
もう一人が引き当てたのはやるき無い風のキャバ嬢。コスメイトでPiaキャロ、フローラルミントピンクを見せて嫌がられたり。これをベースにねこみみとモップをつけるという選択。
両者の反応は、とにかく嫌がるようにとかいう指示でもあるのかと思うが、指示なくても嫌がるだろうし微妙なところ。
美容師使ってヘア変えて、メイクもちゃんとプロがやるのでそれぞれ要望を出してやってもらうだけ。ドリルを指示したり、ジェルでアホ毛作ったり。アホ毛は美容師にはきっちり通じてる。
審査はオタク51人、ってなんだその半端な数。アキバBlog(http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50028470.html)によると、どうやら100人集めようとしたけどそれしか集まらなかったという話らしい。オタクはマスメディアに冷たいな。
結果としては目立つ要素を詰め込んだキャバ嬢が勝利。改造前との差ということで言えば、ヤマンバの方がインパクトあったが、完成の姿が少々地味になってしまったのが敗因か。
確かに巫女服には長い黒髪だが、見目を考えたら元を尊重してピンクでも良かったと思うぞ。色味とボリュームが悪いからどの道カツラは必要であるが。ストレートにこだわらず、アップにしたり一部まとめたりして、重くならないようにすべきではあったな。あと、白くするだけじゃなくきちっとメイクをしてあげて欲しかった。とはいえ、あれこれやるには時間が足りなかったんだろう。しかし、ヤマンバメイクを落とすとずいぶん変わるものなのね。素だと眉がないからアレだけど、白化メイクのあとは普通にコミケとかにいる子たちとの違いが見えない顔になってしまった。ヤマンバメイクの威力はすごいわ。
キャバ嬢の方は、髪型と衣装以外の変更はなかったようだ。分かりやすい萌えの記号で固めて完成。記号を入れただけのもので騙せると思うなよとか言いたいところだが、会場はこっちに反応。見る側にも『これが萌えであるとされている記号』に反応することが萌えであるという短絡回路ができているようで、悲しい。評価の細かい評点が示されたわけではないので独断の分析だが。
これが萌えですよというレールの上に乗ってそれで良しとし、自分で萌えを見出すということをしない、なんかオタというものになってもいいらしいぞと誘導されてオタになった、そういうライトなオタが多いのではないかと思う。