みのもんた

朝っぱらからいいもん見せてもらいました。
なんとなく朝の定番にしてる朝ズバ、今話題の姉歯耐震強度偽造の建築主ヒューザーの社長(と社員も奥に控えていたが)が生出演してたもんで、そのまま目が離せなくなってしまった。
直接出演した社長としては「うちだって状況を知らなかった被害者なんですよ、安全だと信じてるから社員や家族も住んでるんです。もちろん建築主・販売主としてできる補償はします、でもうちだけの責任じゃないんだからうちだけで負うのはおかしいよ」ってことなんだが、みのの煽りに乗ってしまって「避難中の宿泊費は7000円(1日あたりの上限)を超えた分も私財を使ってでも補償します」という話になってしまった。意外に煽り耐性の低い人だった。
家族や社員が住んでるという主張が同情を惹いて責任を軽くしようとしているものに見えたのか、それは関係ないと突っぱねるみの。追求するために一点に絞るやり方は間違ってないが、激昂しておどすのはどうかと。言質とったらけろっと収めてにこにこする、見事な役者っぷり。ドラマじゃない恐喝を見れるなんて貴重な経験でした。あんまり追い詰めて会社が潰れたり社長が逃げたりしたら補償どころじゃなくなるぞ。どう転んでもみのの懐は痛まないけど。途中、横からちょっとまったコールを入れる社員には「責任取れない者が口を挟むな」となんの責任も負ってないみのが言うんですが、立場上そこに反論できない社長・社員は突っ込みができず。それでもずいぶん冷静で、「そこは私が説明」と資料を出したり、いい社員じゃない。
弱きを挫き強きを助けるみのもんた。あの社長が弱い者だとは思わないし、むしろ、即物的な補償ではなく長期的な対応を求めれば十分な補償もできるだけの経営者であるだろうけど。


まぁなんだ。みのが叩いてるってことは、悪人じゃないってことさ。