かいもの

まだまだ続く流浪のねこめ〜わく。版元変わったので既刊本もミッシィからネムキに移って出し直すそうだ。
竹宮恵子のアレみたいなタイトル。パンプキンオリジナルでアタリだと思ったのはこれが初めてになるのかな。滅亡を防ぐためにセックスまで監視される管理社会、許されない相手と手を取り合って逃亡する少年少女、世界が大きく動き出したところで終わて未来をいろいろと考えられる結末、これぞまさにジュブナイルジュブナイルポルノという言い方は好きではないが、これはジュブナイル(風…未成年向けではないので)作品と言えるだろう。エロのための設定だが、余計なことを入れてないのでかなりまじめにSFしてて、ここまで真正直にSFなのはエロ小説としては珍しい作り。エロを入れるためにそれ以外のストーリー部分はするっと流せるようにあっさり進んでしまうので味気なくもあるが、これは仕方なく、むしろエロをおろそかにはしてないあたりは評価できる。エロ抜いてそっちを拡充して一般作としても通用しそう。