ゾイドジェネシス 遺産

追ってくるバイオゾイドはソラから迎えに来た部長に蹴散らされて逃げる逃げる。結局、今回の戦闘これだけ。
ギルドラゴンの中で死にそうな師匠を手当てし、手を出すべきかどうか躊躇はしたがザイリンもお手当てするルージくん。しかしきぐるみは脱がせられなかったらしい。気を失ったままだから話もできない。
地上の人の訪問を決して歓迎するわけではないソラ。ギルドラゴンはぎりぎり入る程度の広さの港に入れられ、人員や搭載ゾイドのチェックを延々。ザイリンとヴォルケーノはディガルド担当者のもとへ引き渡してここでお別れ。ソラの会議で多少揉めたが、メタルZiの弾はこれから生産して渡されることになった。しかし引渡しまで最低3日かかるということで、地上の微生物(病原体?)を持ち込まないよう処置された上でしばらく隔離部屋に滞在。身体検査で体中に隠していた武器を外させられるコトナ。髪に胸にスカートにと、暗殺技を仕込まれたのは伊達じゃない。ソラの技術で師匠の怪我も、ついでに病気も解決するという。
なるほど、ロンの乗機バンブリアンはソラシティ産で、だから壊れてもすぐ補充されるわけね。そしてエボルトできるライガーのコアは他と違うらしい。
ルージにタイツを履かせて部長と面談へ向かう途中、街を見てみたいというルージのためにロンは寄り道してくれる。ギルドラゴンの襲来はソラシティの市民にも公表されていて、市民たちの間に不安が広がっていることを知るルージ。
ソラシティは伝えられたものをただひたすら維持するためにあり、その障害となる戦争を否定している。惑星Ziにおきた大災害を、自然災害ではなく誰かが引き起こしたものとして戦争となった。その戦いの中心となったのがギルドラゴンであり、死ななくてもいい人がたくさん死んだ。そうロンと部長から説明を受ける。
ふと、過去の技術が残っているなら、ジェネレーターの修理も出来るのではと気づくルージ。ジェネレーターは大変動のあとにソラの人が作ったものだが、今のソラにはひとつもなく、ジェネレーターを生産しているわけでもないために修理する技術はない。記録はあるはずだと図書館でジェネレーターに関する資料を探す。その本、読めるんですかルージくん。
ポールシフトによる大変動の後始末をするためのジェネレーター。気候の安定と農作物の安定供給、燃料であるレッゲルの生産をするもので、もともとは地上に戻るための用意であった。開発に50年、本格的な稼動まで更に100年。長い時間が経つうちに世代交代をした市民は帰る意志をなくし、今では出産調整をしてソラシティの中で暮らしている。
ソラ出身でソラの事情も分かっているジーンは、ギルドラゴンを受け入れたことへの苦情をソラに伝える。聞き入れられないであろうことも分かった上での警告はもちろん攻撃の理由とするためのもの。砂上を行く足つきの空母、空母から飛び立ちソラへ向かうグーイの大群。これを受けて、地上からギルドラゴンと人を引き入れ、ジーンに行動の理由を与えたロンは騒乱罪を突きつけられる。