宇宙開発ドラマ

サターン5型に使うエンジンF-1の開発、失敗と改良の繰り返し。安定しない液体酸素の供給に苦しめられるが、原因を特定できないまま進む。
グルシュコとコロリョフの対立はルナ計画の予算獲得の障害となっている。
失敗は伝えず成果を世界に誇るソビエト、産業界の支援により目的へ向かって一体化していること喧伝するアメリカ。互いが互いの状況をうらやむ。
エンジン開発にニコライ・フズネコフ。操縦が出来るようになった6トンのソユーズ宇宙船。コロリョフの後を継いだバシーレ・ミーシン。
アメリカはジェミニを使って準備を一歩一歩すすめる
コロリョフの死亡。ソビエトはそれまで秘密にしてきた名を公表して国葬を執り行う。収容所から英雄への物語は完結。コロリョフを失ってから実現した最初のソユーズ。開かないパネル、電力不足から自動帰還装置も動かなく、それでも大気圏突入に成功したが、墜落死という結果。ガガーリンも死亡し、立て続けの悲劇で急速に失速するソビエト宇宙開発。
エンジンに問題を抱えながら上がったサターン5型。
エンジンを30基つんだN-1ロケット。今のエンジンでは駄目だというグルシュコの反対を押し切っての結果、10キロ四方に降り注いだ破片。20年に渡って隠されることになるN-1の失敗。ミーシンの引責で継ぐ人もなく。
アメリカが月への有人着陸を果たしたその時、ソビエトのルナ15号が危機の海にと墜落。リードを続けていたソビエトアメリカに逆転された瞬間。