ストロベリーパニック #25 円舞曲

天音が記憶を取り戻すことに期待しつつ、だけど何ができるというわけでもない。もう一度衝撃を与えればあるいはとは考えない。千華留探偵ならやってくれると思ったのに、出番すらない。
誰に貰ったものなのかは覚えてないけれど、大切なものなのだと、光莉のマフラーを持ち歩く天音。
光莉がいないと夜々に駆け込まれ、あてもなく玄関で帰りを待つ冬森会長。普段強気で行動している会長の、実は弱い本当の姿。天音なら自分の夢を叶えてくれると思っていたから、他の人をエトワール戦に出すことは考えられない、エトワール戦のことを考えることもできないとこぼす。雪を眺めながら震える冬森に毛布を差し出した要。実に丸くなったものだが、扉の向こうで桃実がゲージ溜め込んでるぞ。
馬の世話をするため厩舎に泊り込む天音に付き合うと言い出した光莉。しかもこいつら制服のまま。なぜそこまでするのかと返しても、曲げるつもりがなさそうな様子に、好きにさせるが、雪が降り冷える部屋の中、光莉の歌声に呼び覚まされる記憶。ただの後輩ではなく、名前を呼ぶ大切な相手。ははは、やっちゃった。寒いのに全裸ファイト。
朝まで待ってたんです、スピカ組の前に、二人一緒に馬乗り帰還、誰の目にも明らかな結果。天音が光莉を選んだことを確認し、これで天音への思いを断ち切ることができたと、桃実に告白をする要。とりあえず桃実の暴発はなしで済んだようだ。
玉青に合わせようと頑張る渚砂の空回り、一人になるとつい静馬のことを考えてしまう。玉青は踊れていても、渚砂が上手く踊れない。自分に自身を持てと語りかけ、渚砂に手を差し出して静馬が直接講習を始めてしまう。静馬が相手だと、無理をすることもなく本当の渚砂になれる。卒業してしまう静馬とできる最後のダンスと、思いをすべてぶつけて踊る。
天音たちに続いて、玉青チームの出馬宣言。これでいいと六条様は満足。玉青たちをその手で育てあげ、最後の役目も終えたが、外に出せない思いをかかえこみ沈む静馬。さてさて、静馬はどうでる最終話。


本編と関係ないけど、夏休みとか、普段女性が居ないあの場所でも工事の業者とかで男性が入ってくるんじゃないだろうか。夏休み中、寮に居残りした渚砂たちはそういうの見てるはずなんだよな。
いやいやいや、これはファンタジーだから、あの建物は自然界に存在するもので、人間の手は一切入ってないのだということで。サリーちゃんの家かよ。並木道とかも凄く綺麗に整えられてるけど、全部あれで自然のままなんです。
もっとも、女性がそういうことをやってるのを想像しないのは男女差別以外のなにものでもない。そのへん、シムーンは徹底してるさ。どんなにごつくても、たとえ生えていても、基本的に「女性」ですから。