電子書籍の普及方法


世界初!電子ペーパー新聞、仏経済紙が08年発行計画

 レゼコーのインターネット・サイトに電子ペーパーを無線LANで接続して、紙面をダウンロードする。午前7時から午後10時までの間は紙面はニュースに応じて随時更新される。無線LANが使えるところならばどこでも、計44ページある同紙の主要紙面が最新の状態で読めることになる。
 同紙はこの電子ペーパー新聞発行に先駆けて、07年初めには、無線LAN内蔵の小型携帯端末(縦12・5センチ、横9センチ、厚さ1センチ)で紙面をダウンロードできるサービスを開始する。情報内容は08年に発行するものと同様だ。
ほらほら、ぼーっとしてると追い越されるよ、市場をとられるよ。
電子書籍元年が何回あったか覚えてないが、日本で普及を進めるには新聞を使うのが一番だと思う。
新聞代が月3000円だか4000円だかだから、年で見れば端末1台とトントン。だったら新聞契約で端末を配ってオンライン配信を選べるようにしてしまえばいい。
電話の横にクレードル、普段はそこに端末を置いておいて、充電と配信。PHSや携帯の通信機能を内蔵しておけば電気は喰うけどいつでも配信を受けられるし、無線LANを使うものなら出勤途中の駅で最新版を取れるようにもできる。
メーカーと大手新聞社がタッグを組んで購読者の数パーセントでも獲得すれば、それ自体が十分なインフラとして機能し始める。端末が出回れば新聞以外の電子書籍の販売にも繋がる。ネット環境ないしは電話回線があればいいので、リアル物流と違って地域的な集中が必要ないのは強み。
利用者にとってみれば、配信された新聞を読むという時点で出した金の元は取っているのだから、あとは無料で使える端末ということになる。
インフラが有料で、無料のコンテンツを楽しめ有料のコンテンツも見れるテレビ、インフラが無料でコンテンツが有料の電子書籍という図式。普及すればフリーペーパーのような無料のコンテンツも出てくるだろう。ネット上には青空文庫みたいな無料のコンテンツも大量にあるけど、そういうコンテンツ事業者が用意した販売環境から外れたものを許すかどうかは微妙なところだが、テレビ・ビデオを参考にすれば認めるべきだろう。