機動戦士ガンダム00 #4 対外折衝

エネルギーの確保と占有を目的に、分裂が始まる世界。資源を持ち、軌道エレベーターへのアクセスも用意な環境の国、タリビアが大国から離れ独立を宣言する。
金蔓をとられまいと大国が、支配をしていたユニオンが軍事行動を起こせばそれはソレスタルビーイングの介入を呼ぶ。利用できるものは利用する。介入への期待、介入への萎縮。みえみえの示威行為を前に、紛争を根絶すると宣言したソレスタルビーイングの存在そのものが紛争を呼ぶという矛盾のなかで、その理念をどうするかを問う人々の目。
ユニオンはガンダム対抗のために緊急に用意されたフラッグも投入。部隊を進めるユニオンに、あくまで防衛のために軍を展開して待ち受けるタリビアという図式。
起こる紛争よりも理念を優先するのがソレスタルビーイング。無用に紛争のきっかけを作ったタリビアこそが介入の最優先対象と、防衛の部隊を真っ先に叩き潰す。
軍事力を失って泣きいたタリビアを支援するためアメリカは立ち上がる。国としてあるためにはアメリカに支えられることが必要だという形を分かりやすく見せることで、タリビアにあった反米思想が抑えられる結果を作り出す。
その図式を作り上げたものが何か。理屈と背景にある利益構造が理解できなければ皇女としての資質は無いと言われるマリナ。