ロケット

H2Aの打ち上げが延期されたのって、アメリカの衛星破壊を考慮してのことだったりして。

第1段主エンジンの燃焼を停止し、約6分44秒後に第1段を分離する。
引き続いて、約6分50秒後に第2段エンジン第1回目の燃焼を開始し、約12分1
0秒後に燃焼を停止して、近地点高度約115km、遠地点高度約314km、軌道傾
斜角30.1度のパーキング軌道に投入される。
その後、ロケットは慣性飛行を続け、約23分51秒後に第2段エンジン第2回目の
燃焼を開始し、約27分12秒後に燃焼を停止する。
その後、姿勢変更により機体をWINDS分離方向へ向け、約28分3秒後に、近地
点高度250km、遠地点高度35976km、軌道傾斜角28.5度、近地点引数1
79度の静止トランスファー軌道上でWINDSを分離する。

最初に衛星が投入される軌道、の最下点(近地点)が、落下する衛星を破壊した高度240kmに近いこと。近地点にいるのはロケットから分離する瞬間だけど、その位置が太平洋上で、衛星を破壊するのも太平洋上。
高度はともかく、向こうは極軌道だからぶつかる心配も間違える恐れもないけど。
せいぜい、軌道を変える打ち上げ翌日(最初のアポジ噴射は15時間35分後)までの短い時間を避けるだけで済む話だけど。落下する衛星はスケジュールいじれないから向こうのほうが優先度は高いか。
でも、後に打ち上げると軌道上に残ってるデブリを気にしないといけないから怖い。