ARIA The ORIGINATION その 蒼い海と風の中で…

藍華と二人の合同練習。先に昇格することを言いよどむ藍華に気付き、灯里は素直に喜ぶ。藍華がいえないでいたのは、昇格のことだけでなく、姫屋の社長の娘として屋台骨を支える立場から、そのために支店長として派遣されることもある。
その藍華はOPで昇格試験。
他の二人の弟子がプリマになったし、そろそろ自分もとアリシアさんも試験宣言。
雨だから試験を延期しようというアリシアさんに、この日と決めたのだからやること前提で、前向きでいようという灯里。やがて雨はあがり、支度をひとりでこなす。座って過ごすアリシアさんのために、冷えないようにと気を回して用意した湯たんぽとブランケット。
試験の道中、励ますアカツキ。応援してくれる友たちと、いつものように声をかけてくれる街の人たち。
アリシアは今日、特別に通ることが許された水路を示す。ゴンドラが通るには難しい狭い水路も、練習を重ね自身を身につけた灯里はおそれない。他にない技術を身に付けたことを確かめるための試練。
アリシアさんに問われ、応える灯里の語る、なるべきプリマの姿。グランマや、アリシアさんのような人に慕われるプリマと、アリアカンパニーという存在。最初に感じたあこがれを形にすることのできる場所。