コミケが終わると夏も終わる

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コミックマーケット74が終了しました。コミケ参加の皆様お疲れ様でございます。
波乱含みの開催、エスカレータ停止で導線が切り替えられ、手荷物検査告知で入場にも影響がという、コミケットとしてはだいぶ試練となった今回。

くるくるお天気、暑さ対策雨対策、健康管理に危機管理

2日目の熱波にこりゃダメだと出撃を見送ってクーラー効かせて休んで備えていたのだけど、一転、3日目は気温が上がらないという低温DAY。用意しておいた夏装備はもはやどうでもいいレベル。これならお肌の触れ合い対策に長袖を着ても苦にならない。
初めてで「コミケを甘く見るな」と事前にさんざん脅されて、3日目だけ参加した人からは、「ほらやっぱり、言うことが大げさなんだよ」なんて思ってしまうんだろうな。
会期中に気温が10度上下する。猛暑に豪雨に竜巻に冷夏モード、振り幅が大きくて体が追っついて来れない人もいるのではないかと思う。感じている以上に疲労してるかもしれないので、予後に気をつけてください。
ここまで先が読めないのもなかなかない。嬉しくないけど貴重な経験でございました。
晴海の頃の煩悩パワーは手加減無しに晴れる方向へ働いていた印象の強いものだったけど、有明での煩悩は快適さを求めているようだ。これは参加者の高年齢化による余波ですよ。歳をとると根性論に体がついてこれなくなるから現実的な夢をみるんです。ヤバイ、暑いのはヤバイ、マジ死人が出てもおかしくない、って。
だから2日目は晴れたんだ。東方ブーム・ニコ動旋風で若年層が大量にいるから。お願い、あんまり無茶しないでね。きみたちは平気かもしれないけど、おじさんたちしんじゃうよ。後生だから、あんまり年寄りを苛めないで下さいな。
どんなコミケでも会場内は外より暖かいものなのだが、今回は夏なのに不快でない程度に生暖かい、比較的過ごしやすい会場となった。タオルが日焼け・汗対策じゃなくて冷え対策になってしまってる。
外は降ってるような気がするという程度の雨で、休む分には問題ないけど、本を読んだり整理したりするのは避けたい感じ。屋内に避難しないといけないというレベルではないので、休む人は外に出るし、行列も外に出せる。
閉会時にじゃじゃ降りだったのが残念。せめて日があるうちは持って欲しかったが、よかった、傘を持って出てて。
傘の出番が無かった人も多かったのではないかな。ゆりかもめは言うまでも無く、バスのりばも基本的に屋根(というか通路)の下、りんかい線も屋根伝いに行けるようになってるし。東京直行バスに乗る人だけかな、辛かったのは。

同人誌即売会の同人誌以外の部分

西4へ上がる唯一のルートとなってしまった外階段は見事に血栓化、予想に反せず人が詰まってる詰まってる。ただでさえ上る人が多くて溢れる状況なのに一方通行にせず、下りも通そうとするから。外階段って、激しい雨が降ったら封鎖しなくちゃいけないよね。そうすると、どうやって人を流せばいいんだろう。
企業ブースがずいぶんと空いてるなと思って、そういえば広くなったんだったと気が付く。
ひそかな恒例となっているBBstationのミニFM公開生放送ですが、やっぱり現地に行くまで存在を忘れてました。周波数、微妙におかしいことになっていたような。83.4MHzと案内されていたのだが、手元のものでは、83.4MHzではノイズがひどく、83.5MHzが離れても安定して聞ける状態となってました。今回は4Fのみならず西1F全域できちんと聞ける状態(混信する場所もあったが)で、だいぶ良好。人ごみで両耳イヤホンはちょっとどうかと片耳で聞きながらうろつかせてもらった。他人から見たら邪魔くさい。
それにしても、まさか、ほりほねさいぞうを勧める女性がいたなんて。だいぶ予想外です。それで終らず、触手談義が繰り広げられることになるなんてもうびっくり。BLには触手がないなんて展開。こんなんが真昼間から公衆の面前で電波にまで乗せて大公開。
コスプレ広場が1F外に移って、今まで密かな憩いの場だったエスポワールが大繁盛、たぶん。この変化に応じきれていたのだろうか。
コスプレは屋上へも誘導されていた。行列整理に使う必要が無くなってコスプレに解放されたのだろうけど、会場が2個所に分散。カメ子いじめに丁度良く、むしろこれは誉めるべき処理。

同人誌即売会なんだから同人誌を手に入れる

テンション上がりきらず、いつにもまして遅い午後到着。フリー入場で万万歳。
到着が遅かったことと、稼働時間が少なかったので収穫も少なかったこと以外は特筆すべき事は無く終了。ここまで楽なコミケができるんだ、って自分があきらめすぎて、いろいろ捨ててるだけなんだよね、実際。
ガツガツするのを止めればすごく楽だよとは言っておこう。快適に過ごせるかどうかはお天気次第だけど。