鉄腕バーディー DECODE:02 #7(#20) WE WILL MEET AGAIN

バーディーの記憶の中のヴァイオリンは、現実ではなく、事実をゆがめた願望。ただイクシオラを育てるために作られたヴァイオリン。それを自分の認識をもとに人間として扱おうとしていた。
追悼記念式典で世界が注目するセントラルタワーでテロが起こり、首謀、クリステラレビの声明が流れる中、戦いが始まる。
逃げ損なったバーディーを助けようとしたヴァイオリンは襲撃者に潰され、壊れながらも戦い、必死でバーディーへ呼びかける。砕けて晒される人間ではないその姿に、バーディーは狂乱し暴する。ただ一人の家族が人間でない。否定したい強い思いが記憶の中に刻み込まれた。
人で無いから動きつづける。疲労することなきロボット、壊れても動きつづけるロボット。
人でないマリオネットでも、行動がプログラムされただけのものであっても、それがヴァイオリンであることに変わりは無い。ともに過ごした好きな人であると、正しく認識してそれを受け入れ心を落ち着かせる。
これがとりあえず噂になってた作画崩壊回。口パクが動いてなかったりするカットもあって、明らかにリソース不足。
非常灯の赤い光の下、浮かぶ影、単調な色彩の中で飛び回る戦闘。よく動いてるんだけど、盛り上がるせっかくの動画も枚数不足でガッカリ気分が残る。CGは変わらずちゃんと動くから、手書き部分との違いが激しい。
クリンナップする余裕も無しにそのまま動画つくっちゃったというところ。同じようなアクションシーンはOPにもあるんで比べるとなるほど。
EDはこういう作画もあるよという前ふりでした。原画の人数がすごいことになってたな。