日蝕

まさか、テレ東までもが生放送するとは思わなかった。生でやらなかったのはテレ朝だけというこれはこれで異常事態。
人で埋め尽くされ大騒ぎしてるインドの映像はほほえましく、マルチ画面で多元中継もしていた中国の放送はだいぶ楽しそうで、関係のない芸人が目立ってなんぼと騒ぐばかりの日本の放送局の横並びな具合とは一味違っておもしろかった。
せめて、NHKぐらいはと思ったけど、バカ騒ぎ空騒ぎにならないだけで、あからさまに違う方向に仕立てようとしたり、むやみに言葉を飾ったりしててやっぱりダメな方向性を見せる。「エコ」とか放送タイトルに入れなくていいですから、意味ないですから、2時間ドラマのタイトルに取り入れてもらえないくらい無視されてますから。そんなにエコが好きならもっとフィーチャーしようよ、こんばんわ7時のエコニュースです、NHK大河エコ、きょうのエコ料理、サイエンスECO、連続エコ小説、おかあさんとエコ、大相撲エコ場所。
他の局ではやらないことができるからこそ価値があるんで、NHKに望んでいる入れ混ぜていい最大限の感情表現は、ゆく年くる年のレベル。語るのは映像、解説に感情は乗せず、できるかぎり現場の音を届ける。
それでもさすがNHK硫黄島の生中継や船上からの中継映像を確保できた点は大勝利。飛行機を仕立てた南極のときみたいな遊びがなかったのは少々、残念。
残念といえば残念なのが、日蝕中継恒例のLIVE! ECLIPSE。他がやらないキリバスからの中継を用意したものの、うまくいかなかった様子で、映像がない。メディアの影響で見ようとした人が多かったのか、いつも以上につながりにくかった。
雲が多かったせいもあって、肉眼でもなんとか見れたという報告も多々あって、なるほど、そういうチャンスもあったかと感心。期待通りの日蝕風景とはならなかったが、楽しみどころはいろいろあったようだ。
YouTubeのNHKオンラインで映像は無条件公開中。基本認められない上陸や実証衛星WINDSきずなを使った伝送実験の関係で、硫黄島の中継映像はNHKが独占できないことにでもなっているのだろう。
NHKが同乗した船はぱしふぃっくびいなすで、日蝕のためのチャーター便になっているらしい。他にも、ふじ丸のツアーが出ていたり飛鳥IIのコースに含まれていたり、おがさわら丸みたいな格安のツアーを企画していたり、硫黄島近辺には他にも船が居たようだ。

地震や颱風じゃないんだから

トカラ列島で日食が見られるというのは何十年も前から分かってたことなんだから、準備しててもいいようなものだと思う。
人を泊めるのがホテルや旅館である必要はなんだから、後で社員研修や学校等の宿泊学習に転用する施設とかで計画して建てればいいわけで。体育館や工作室とかの付属設備も用意して、それを支える設備も含めて。
それすらも認められないほど捨て置かれた土地だったということかな。

衆議院

日食の話題で報道は半減する解散。完遂しなかったのは期待外だが、この日を狙ったのはなかなか。
かっこ良くなりすぎるから、日食解散と言ってもらえないのが残念。でもそうだな、日食は安倍(テレ東のイメージgoogle:安倍 テレ東)のほうが似合ってたと思う。