崖の上のポニョ

さすがに放送前の特番攻勢は無視。7時から延々二時間、それだけやれるならその時間に放送しようよ。お子様たちに夜更かし推奨してどうすんの、その時間じゃないといけない理由があるようには思えないのだけど。
ノのノのノ。赤くないよ、海は青いよ。
目の前に広がる現実的な幻想の映像ワールド。かーちゃんは水母クラゲ、描かれる異形たちの乱舞。人間と人外を区別するなんてことは無意味、そこに境界なんてない。目覚めよ人類。
常に過去の作品を踏襲しながら作り上げ、いつかどこかの宮崎作品で見たような気がする絵がごろごろ。やっぱりパヤオはどこまでいってもパヤオでしかない。
基本的にカットもシーンも、作りがコナンから変わらない。空が多い宮崎駿、久々の海作品。
シーンの繋げ方音楽の入れ方に、ディズニーな印象も含まれる。多少トンデも飛んでも音楽重ねりゃなんとかなるなる。さすがに歌い出さないけれど、あくまでもエンターテイメント。気持ちよければそれで良い、映像が楽しいから何度でも見たくなる。
どうにも尺が足りないと、終盤は適当に畳んで仕舞っておしまい。途中で飽きて投げ捨てたのかもしれない。