かいもの

ひな。『野に咲く薔薇のように』2巻(ISBN:9784575837278)

あさりよしとお『アステロイド・マイナーズ』1巻(ISBN:9784199501463)


あさりらしく発売が大きく伸びてやっと出た宇宙モノ。宇宙とは、人類に残された最後のフロンティア。地球で生み出され地球上の恵まれた環境でしか生きられない人間が、安穏たる世界を飛び出し極限環境へ挑み、自らの力だけで生きようともがく。
宇宙で人が生きていくためには、命を支えるための環境を人間がゼロから作り上げ維持しなければならない。宇宙を知るということは地球を再発見するということ。水を飲み食物を育て、機械を作って領域を一歩ずつ広げ、死んで次代へ命を渡す。切なく寂しく悲しつ辛いしんみりとする物語と、宇宙船の基本となる物理学講座。
能天気な漫画などではなく、実は立派な学習まんが。意外に説明が豊富で丁寧で、小中学校の図書館に入れていい、むしろ進んで入れるべき漫画である。なにしろここ語られる簡単な物理学ですら、理解できないヒトがいるんだから。んでも、説明自体はまだ工夫が必要かも。

野島けんじ『で・こ・つ・ん★』5巻(ISBN:9784797358667)

鯨晴久『みんなのヒミツ♥』3巻(ISBN:9784797358001)

蒼山サグロウきゅーぶ!』4巻(ISBN:9784048683296)


トラブルの種はいつもの通り。せっかく訪れた合宿先でもやっぱり冷遇され、予定が狂って困惑するのが昴のいつも通りの役目。

犬星『おにいちゃんが、すき。』(ISBN:9784862528025)


ガチロリ系なのでもとから妹ネタも頻出な作家だが、今回の妹率はかつてないほどのレベル。ここまで多いのならもうすこし頑張って妹オンリーでまとめて欲しかった。最終的にべたべた甘々の安定安心路線。でもやることはちょっとひどい。