四畳半神話大系 英会話サークル

大学生活はたくさんの選択肢が有る。だが選択するとは他を捨てることである。より多くを選べる環境を探して選んだのが今回。
関わらない選択肢は存在しないらしい小津の誘いには警戒して対応する。今までのループの中で経験したさまざまな苦労、今回のルートでも噂される小津のさまざまな悪行。経験から学び、多少なりとも距離をとって過ごすことには成功している。
同じサークルの仲良くなった人から提案された。小津に困らされたのなら、逆に小津を利用すればいい。それを人に話すことで積極的になり、人気者となれる。
どうやら今回は、今までとはだいぶ違う勝ち組み側に寄った大学生活を歩んでいるようだ。過去目にしてきた男のしてきたことを取り込んだ暮らしっぷり。
狙いどおり、女性とも仲良く親しく。ラブドールもまた愛することになった女性のひとりであったり。
その結果訪れるのは、女性陣からの重なる誘い。
振り回されることになるが、女性の誘いとなれば断れず。おれの股間が勇者王。暴れんとする野生を理性で抑えるが、目の前の事態に揺れて脳内会議は大混乱。
流されるのは男ではない。正しくあらねばならない。真に愛する相手以外と結ばれることはあってはならない。
耐えて理性が勝利できたのは結果に過ぎない。それでも、間違ったことをしないで済んだのは確かで、後悔するような恥を残さないでも済んだ。
緊急連絡で助けに入った小津から何が起きたのか説明をもらう。言い回しは変わらないが、小津はいいやつ。根性は曲がっていても、本人の行動は曲がらない。
自分がしたいことを出来なかった悔いは残る。だからやり直しを願う。
とうとう明石さんの出番がなくなった。明石さんとの約束を思い出すこともなくなった。それでも明石さんに返せないままのマスコットは部屋にある。