魔法少女まどか☆マギカ #2

水橋さんの魔法少女

戦うことで黒くなり、澱みを魔女に押し付けて綺麗でいつづける。魔女がいないと魔法少女でいられないジャンキー魔法少女


魔女が魔法少女のなれの果てならこれほど分かりやすい話は無い。
魔法少女である限り、その核ソウルジェムが濁っていくことは避けられず、溜め込んでしまえばいずれソウルジェムがグリークシードと化して魔女になってしまう。魔法少女でいるためには魔女を見つけ出して濁りを押し付ける以外の方法はない。魔法少女をやめることも許されない。
グリークシードはまれだと言っていたようだから魔女すべてが魔法少女だったといわけではないのかもしれない。だがただの魔女はいくら倒しても役に立たなず、むしろ戦ったために自分の濁りを増やしてしまう。もしもまどかたちを魔法少女にできるなら、自分の濁りを捨てられる場所が確保できる。魔女が見つからないときの保険にできる。
マミがダークシードを譲ろうとしたのは、ほむらがそのシステムを良しとせず、捨てられないままになった濁りをもう相当に抱え込んでしまっているから。マミにとっても、今は魔女探しに困ってないからできるだけ許容量は残しておきたい。
ほむらが契約前のキュウベウエを倒そうとしたのはライバルを減らしたいのではなく、生贄を増やしたくないから。逃げられなくてもこのシステムの言いなりにはなりたくないから。
キュウベエの目的は魔法少女に世界を守ってもらうことではなく、魔女を使って濁りを集めるということになるか。それで何をするんだメーテル
自分が綺麗でいたいから、他人を汚して平気でいられる。キレイなものとヨゴレは見た目と反する。さすがにそんな単純な話では終わらないだろうけど。