魔法少女まどかマギカ #9 そんなの、あたしが許さない

宇宙を死なせないためにエネルギーを集める。これってつまりは生贄砲か。
キュウベエたちは感情が無いわけではなくて、理性的なだけ。感情というものが無ければ宇宙が熱死に陥ろうと関係ないのだから。個人や個々の種族が生き伸びることよりも、宇宙にある命を残していくことを考えている。たいていのことを科学で解決できる環境の中で、自分たちの持つ能力では乗り越えられないクライシスに対する方法として科学的な思考の末に見つけ出した。
おそらく、彼らがかなえられる願いは科学で実現できることだけ。マミの命を救うことも、上条君の怪我を治すことも奇跡ではなく、今の人間に不可能な技術が投入されただけ。
その技術で魔法少女を生み出すことは出来るけれど、宇宙を満たす膨大なエネルギーは確保できなかった。だが魔法少女には彼らでも未知の可能性を持っている。