アニメ冬の時代

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80年代後半。個別に当たりはあったものの、全体としては先が無いような感じがあった。
あのサンライズですら、オリジナル新作がストップした時期があるんだから。1クールだけだったけど。一瞬ではあったが、オリジナルのアニメ作品というのがテレビから消えた。全てのアニメに原作がある状態となった。アニメ業界やばいんじゃないかと結構本気で心配した。
ただ、80年代後半というのはOVAという市場が大きく広がった時期で、実は濃い目の人たちはそっちに行っていた。オタクの間だけに閉じた世界で、一般人に知られることのない場所であったけど、百花繚乱。
このへん、団塊ジュニアのピークが中高生あたりになって、子供向けでやっていたところが今までのやり方では右肩上がりにならないというところが見えてきて工夫が必要になった一方冒険がしにくくなった。一方年齢が上がって要求の大きくなってきた層に向けた作品が出せるようになった。と分析するのかな。テレビアニメは迷い、OVAが自由奔放に試行錯誤。
一般向けとオタク向けの二分化は深夜枠が開拓される90年代後半にまた来るわけだけど、それでもまがりなりにはテレビ放送で誰でも見れる場所なわけで、購入するようなマニアだけの世界とはまた違う。レンタル屋に行く一般人はOVAをどう認識してたのだろう。