攻殻機動隊 #12

通信時に背景映像を直接流さない。身内とはいえない相手にむやみに情報を出さずに済ませるためのやりかた。相手も背景映像を作ってるからお互い様様。でも、映像を作れてしまうなら、通話してる相手が真にその相手であると証明するにはどうしたらいいのだろうか。DNA基でも伝える?そんなの結局データだし、手元に現物が届くのでない限り映像以上に捏造が可能だ。第三者機関にでも個人識別IDを管理してもらって通信時、常に第三者が介在するようにするか。電脳化とか密閉式の脳幹とかとなってる状態で指紋や網膜で認証ができるわけなく、この世界の個人識別ってどうやるんだ。
作戦前に軽口を叩くバトーに緊張感を持てと注意するが、素子は相手の出方に対応できず一撃を受けてしまう。バトーにからかわれてバツが悪そうな表情をする素子、なかななお目にかかれるものではないな。
武器として銃弾ではなくコインをとばす。電子化が進んだ世界であるが、硬貨は流通し続けているようで、どこにでもあり、入手に困ることは無い。運搬しても不審に思うものは居ない。
会ってばかりのメイドにいきなり挿入するタチコマ、エロいな。
義体化・電脳化を拒否し、人間でありつづけることに固持した数学者。邸内のアンドロイドはただの機械としてそこにあった。機械やコンピュータは入力された命令にだけ従うもので管理されている限り主人を裏切ることはない。それを実践した。おそらくは彼が作り、撒いたであろう株投資プログラムは世界のコンピュータに潜伏し、これからも活動しつづけるであろう。