スターシップオペレーターズ #12

4艦撃沈というそうそうたる戦果を上げはしたが、武装も観測機器もコンピューターも壊滅的な事態となり、戦闘継続は難しいアマテラス。残るコンキスタドールと正面から叩き合うには圧倒的に不利な状況。
コンキスタドール側も観測機器に受けたダメージでアマテラスの正確な位置を把握できなくなってはいたが、武装は健在で余裕があり、アマテラス側を消耗させるために攻撃を継続する。めくら撃ちだが、数をかけ、あたれば守りを削ることができ、敵艦の位置測定にも使え、あたらなくとも、乗員を精神的疲労をかけることができる。
主砲で殲滅としないことから、コンキスタドールの状況を読んだシノン。射撃位置から敵艦の居場所を特定し、一気に距離を詰め、残った武装コンキスタドールの行動を止めようとするが、リボルバーは直撃せず、形成は一転二転。
接近するアマテラスの位置を捕捉し、主砲の照準を合わせ、絶対的な勝利を得たと思いきや、イザベル議長代理から撃沈ではなく拿捕を命じられ、降伏勧告へ切り替える。
イザベルは王国が地球連合との交渉で連合軍を動かしたと思っているが、その裏には亡命政府の要請があった。そしてそれは支配の及ばぬ地に軍を出す理由ともなる。そしてシメイの待ち望んでいた状況。