攻殻機動隊 #24 楽園の向こうへ

囚われの総理を迎えにSP二人をあっというまに倒すトグサ。普段あまりいい活躍の無いトグサだが、それでも9課だし、まともなこともできるんです。
哨戒機が落ちたことでジャミングが解消したので出島と外部の通信が回復。素子はタチコマから、原潜を動かしている米帝の動きを知らされ、やっと直接接触できたクゼに難民の自爆にみせかけての核攻撃をしようと米帝が画策していると伝える。
プルトニウムを確保しようと行動するレンジャー4課に追われるバトー一行。追いつかれ、4課が光学迷彩を使うことを考えて、バトーは水のボトルをこわして床を水浸しにし、戦闘に。
核攻撃の前にイージス艦による攻撃が開始される。ただし、あくまでも、難民による攻撃への反撃という報道。
空爆によってクゼと一緒に地下に閉じ込められた素子はクゼとの対話をはじめる。
難民のことはどうでもよく、身体を捨ててネットと融合することが目的だというクゼ。全身義体であるクゼにとって、入れ物でしかない体に存在価値が得られず、体を捨ててネットに入り込むことが目標になった。しかし放浪する生活の中で、義体の自分を受け入れてくれる難民たちに、心と体が不可分でないという認識を得るに至った。だが自己の目指した世界は捨てない。
今この瞬間、核攻撃で肉体を失ってもネットにつないでいた精神は残る。精神だけになって自己を保てるものがどのくらいいるかは分からないが、同じ全身義体を持つ素子に賛同を求め手を伸ばすクゼ。だが、素子はそれを拒絶し、核攻撃を止める可能性を語る。しかし、難民たちは負けなかったという主張のために自爆という手段を望んでいるのだという。
バトーたちが4課に追い詰められた瞬間、タチコマたちは4課の者たちに枝をつけることに成功。混乱する4課の前で光学迷彩を解き、元レンジャーであることを明らかにするバトー。状況を理解し、自衛軍への説明のためプルトニウムを持ってヘリに向かう4課、それをただ見守る本格的な攻撃を待つ難民。