いぬかみっ! #1 裸でドンマイっ!

原作を読んだ感じではとにかく軽く、まさにライトノベルの名にたがうことのない作品だった。ぼくがイメージするところのライトノベルというのはこういうのを指す。キャラ設定で受けを狙ったり、おかしな台詞回しで特長をつけようとしたり、小難しい世界観を見せるのはそこから外れた亜流だと思ってる。
一応、背景としてそれなりの設定もなくはないが、基本的に短編だから読むのは非常に楽。漫画感覚で読める小説。
ようこさんに堀江はちょっと意外か。しっぽ、しっぽが、ぴょこぴょこ動くしっぽが。しっぽを引っ張りたい、しっぽの付け根を確かめたい。
デートをねだっても逃げられて、空をぴょんぴょんはねてとんで、啓太にかみつく。こりゃラムちゃんそのものじゃないか。やらせとはいえ、啓太とのデートで喜ぶようこ。
脱衣ビームで服を脱がす怪人に、女の裸が見れると思って攻撃しようとするようこを止める啓太。気弱で女に弱い主人公が多い中、珍しく欲望に忠実なキャラだ。
しかし残念ながら脱衣対象は男限定。この全編にちりばめられた「ぱおーん」はDVDで消されるのかな。消された絵を見たくはないが。
2話目からはもうちっと落ち着くはずですが、なんか予告見ると今回とあまり変わらない。さすがに露出度は激減するだろうけど。
棒読み怪人、マイケルって誰だ。
キャラを絞って啓太とようこの描写に徹したおかげで、導入としては上々。原作どおりの話ではあるが、1話としては誰にも負けないインパクトもってる話だしね。