地獄少女 #24/#25/#26(最終回) 夕暮れの里/地獄少女/かりぬい

狙ったわけではないが、溜めておいた分含めて3話まとめて視聴。この3話でひとつの話だからちょうど良かった。
人を憎むということ。もしも自分に何かあったらその相手を殺したいと思い恨むのかとはじめに問う。そんなことを考えるようになったつぐみに、はじめはもう地獄少女は追わないと約束するが、そんなことにはかまわずあいは何かを伝えてくる。地獄少女が自分に何を伝えようとしているのか、それを知りたいからと、つぐみは写真集で見た場所へ行くことを求める。
地獄少女が自分たちをこの地に呼んだ理由を探るため、昔を知る者を求め、近くの寺へ。
でも、住職はこの地の出身というわけではない
七年に一度、七歳の娘を山へ捧げるななつおくり。山をさまよう幼い魂を治めるための寺、この地の出身者である黒飴屋の初代による建立。血縁者はもう途絶えたというが、はじめと同じ柴田という名。それがはじめとあいのつながりだった。漠然としていたあいも理由を理解する。はじめという男の存在があいに過去をを呼び覚ませる。
あいのお付きの三人は監視も兼ねてるのか。姿をくらましたあいを探すが見つからない。輪入道がふと思いつき、あいの出身地へ。あいに、自らの恨みで人を殺めさせないよう、止める三人。
思い出した過去と自分の感情に突き動かされ、はじめを殺そうとするあいに呼びかけるが一向に止めようとしない。これで地獄送りにされることすらいとわないとまで言う。
地獄へ送られる中、あいが見る夢。
幼い頃のあいに、相手をしてくれる者は仙太郎以外にはいなかった
ななつおくりで山神へと捧げられることになったあい。それを厄介払いだと仙太郎は反発するが、それを止めることもできず。せめてあいを守ってくれと仙太郎に頼む両親に、あいを守ると約束。
山の祠へ隔離されたあいに食べ物を届け、一緒に遊ぶ。祠を出ないというしきたりを破り、山神に対してけじめをつけるため、あいとその両親は殺され埋められることに。
まだ息のあるあいに、最初に土をかぶせろという村人たちの求めに、約束と村人たちとの間で揺れ、生き残ることを選び、あいを捨てる。
約束を破った仙太郎に、血の涙を流しながら死んでも怨むと叫んだあいは、土から這い出て正気を失い村を焼く。あいと過ごした村に居たくなく、村を出た仙太郎と入れ違い。
仙太郎のしたことの理由がわからないというつぐみ、分かるというはじめ。
閉ざしておかなければならなかった心の扉。約束を破って地獄へ送られるのを拒否し、地獄少女の任務へ自力で復帰。呼びだされる輪入道
はじめが母の決別を見せられるつぐみ。その死の理由をはじめにあるものとして、つぐみがはじめを恨んで地獄少女を呼ぶよう、藁人形を渡す。死を見て、事故は自分のせいじゃないとつぶやいたはじめ。地獄少女にこだわって、人を恨むなと言って回ったのは、他人を恨みで殺すことを否定したのではなく、自分が恨みで殺されることを恐れていたか。つぐみが糸を解くまで追い詰めるのをやめるつもりはない。ひたすら語りかけ、不信感を刺激する。
死の場に立たされ、自分が死ねばよかったのだと漏らすはじめ。苦しむ原因を作り、相手を追い詰めたことを悔やみ、死と後悔を背負って生きる苦しみ。地獄へ流されることを求めるはじめに、それでも好きな人と一緒に過ごした時間は確かにあったのだと、はじめを許すつぐみ
仙太郎は自分のしたことを後悔していたからあいのために寺を建てた。気持ちに整理がつかず寺を燃やし、再び心を閉ざして地獄少女へと戻るあい。
ツヅキマス……予告で総集編。地獄送りの刺青を集めて、エロだ。
地獄少女を追っていたはじめが話に絡む理由や、あいの出自などが明らかになって、それ自体はまた封印という形で終了したけど、これは解決なのかどうか。これだと、じゃあどうやったら最終回を迎えられるのかという話でもあるが。続くというのに、ずいぶんとあいの話に時間を割いてしまってて、これでいいのか悩みどころ。すごく引きずられる展開でよかったけど。
一応収めたあいの過去話を二期でまたというというわけにもいかないだろうし、はじめたちの出番は終わりになるのだろうか。