航空雑誌の記事でイラク派遣部隊のチャーター機の話とかみかけたり。
確かによく考えたらおかしな話。最初の部隊は政府専用機で飛んでいった(http://d.hatena.ne.jp/bebebe/20040203)んだし、国立の組織なんだから民間機、しかも海外企業というのはおかしい。
ジャワ島の地震への政府派遣の救助隊や医療チームも、民間機で現地入りってやっぱり中途半端なんだよね。こういうときに政府が輸送機なりなんなりを用立てて直行させるのが筋だと思うわけで。そのために待機してるわけではないし、都合のついた人をさくさくと送り込むことを考えれば、既存の便でってのは分かるけど。
日の丸の旗をつけた飛行機が飛んだところで、それが見れるのは空港であって被災地そのものに直接関与するものではなく、絵的にはメディア向けのものにしかならない。それでも政府が、国がそういった行動を支えていることのシンボルとして必要な行為だろう。
残念ながら、国内事情から、自衛隊の輸送機は現地に直接到達することは出来ない。
そんなことを考えたら、サッカーの遠征とかオリンピック参加者とかもな。サッカーの代表チームは専用塗装機で行ったんだっけ。JAL(http://www.jal.co.jp/samuraiblue2006/)で民間機だけど。
オリンピックみたいな大人数は政府専用機を使ってもいいだろうに。まぁ、政府が直接関与しないスポーツイベントに出せる理由があるのかどうか知らんが。一応、乗る人たちには民間機同等の実費負担をお願いするという建て前で、同乗記者の席をオークションして金額が多かったら費用負担を下げると。
役員がファーストクラスで選手がエコノミーとかって話もどうだろう。サッカーの代表はファーストとビジネスクラスだったらしいけど。


高原にVIP席 移動はファーストで
 日本代表のエースFW高原直泰(26)の移動にVIP席が用意されることが分かった。日本代表は26日に日航機でドイツへ出発する。利用する便には一般客も搭乗し、ジーコ監督や選手、スタッフにはビジネスクラス席が手配されているが、高原にはファーストクラス席が用意される。
 高原には忘れられない過去がある。02年3月、日本代表のポーランド遠征から帰国した際に肺動脈血栓塞栓(そくせん)症(通称エコノミークラス症候群)を発症し、同年のW杯日韓大会メンバーから外れた。さらに、オーバーエージ枠での選出が濃厚だったアテネ五輪前の04年5月にも再発し出場を逃した。それだけに移動の際の体調管理には気を使っている。