シムーン #12 姉と妹

兄弟(いや姉妹)の代わりは居ない。失敗の許されない作戦だからこそ、代えの効かない最高の組み合わせをと指示するパライエッタ。パルを断られた形になって不機嫌なカイム。
好きだとか言っていたのに相手を失ってもさっぱりしてるフロエを、おまえの好きなんてそんなものかとわらってあたるカイム。
雨漏り艦。シヴュラ一行も雨漏り対策に水漏れ補修。
雷を怖がるロードレアモン。それでも偉そうに振舞って、隣りのベッドのリモネをなんとか引き入れておやすみ。そいういうことはマミーナに頼めよ。
搭乗前のキスでは噛み付き、アルティに心を閉じるカイム。外から見えないコクピット。語りかけてくるアルティを受け入れたくないカイムに反応して暴走するシムーン。
カイムたちのシムーンが飛び込んだ雲の中、ショウ国の空中補給基地を発見。カイムたちのシムーンはワイヤーで抑えて、そのまま窓開けて双眼鏡で偵察。とりあえず目の前の事態に妹への感情は収めて暴走が止まったか。
乗り込んで調べるのコマンダー、ネヴィリルとアルティ。妹であるアルティを嫌う理由を問うアーエルにカイムが答える。
無理やりやったのかアルティ、戦争に出る前、怖くて震えてた時、拒むこともせず受け入れた。カイムが誘ったのかも知れないじゃないかというアーエルの言葉で思い返す。想いと行為が繋がらないアーエルさんらしいというか。
真実を確かめるためにアルティを追うカイム。認めたくない可能性に我を忘れて、うっかり発見されて追われることに。助けにきたアルティのもとに飛び込む勇気が出ず、雲のなかへ落ちるカイム。姉を助けたいというアルティの祈りで描かれるリマージュで救出。
傷口の血は妹とおなじ味。妹と自分の距離をどうするか。アルティが求めているのはただ、余計なことを考える必要もなくふたり一緒にいられた時間、そのためならなんでもする、男になってカイムを守ってみせる。じゃあカイムが求めるものは何なのか。