空想科学


2006年09月15日(金曜日)
【理科】 空を飛ぶロボット
1984ロスオリンピックのロケットマンはなにやら背負って飛んでたな、とか思ったけど、噴出し口は肩の横についてるのでした。http://en.wikipedia.org/wiki/Bell_Rocket_Belt
シャトルは、横から撮った映像をみると分かるけど、斜めに飛んでいきます。機体と燃料タンクの合成重心(たぶん)を考えて、シャトルのメインエンジンは斜めにつけられてる。燃料タンクを外したらエンジンは使えないのでそれでいいのです。
世の中には、補助ロケットを1本だけつけたロケット(http://www.ilslaunch.com/player/?file=astra-1kr)なんてバランスの悪いものもあります。もちろん斜めに火を噴きながら飛んでくよ。ロケットって、尻についたエンジンだけでバランスとって飛んでるんだから凄い。鉛筆を手の上に立てて持ち上げて、みたいな。
鉄人のロケットで問題なのは、背中にあることじゃなくて、ノズルがやたらと上方についてることじゃないだろうか。下にあれば、重心とノズルの口を結んだ方向に斜めに飛んでいくだろうが、上にあると、ノズルを重心に向けないといけないか。いずれにしても、ちゃんと飛ぶにはノズルを動かさないといけないが。今川版ジャイアントロボだと、時代の要請を受けたデザインになって、巨大なタンクを背負って斜めポーズで胸を張って飛ぶ。でも、あんなでかいものを背負ってたら動きにくく…
マジンガーZとかグレートマジンガーとかになると、翼がついてるから、重心から離れてるとか、あまり関係がなくなる。効率は悪くなるけど。