飲酒運転

飲酒運転したことのある自分は他人のことを笑えません。したのは自転車ですけど。これくらいならいいだろうとか、自転車だからいいだろうなんて、甘すぎます。もっとも、もう1年以上で自転車に乗ってませんが。



 ドライバーは免許がなきゃ仕事にならねえわけで、その彼は酒酔い運転一発で免許を取り消されたんで、当然ドライバーとしての仕事はできねえわけです。
 じゃあ、免許取り直せばいいじゃねえかという話もありますが、免許取り直しても一度やらかした奴はドライバーに戻れないですね。宅配業界はそういうのに厳しいんで。他所の会社受けても受かるとこはないでしょう。よっぱどDQNな会社じゃねえ限り。
 それだけ運送業界は免許について厳しいんですがね。
 で、ドライバーの資格抹消されたらどうなるかといったら、転落は早いです。
 当然主任から降格→ひたすら夜のターミナルのホームで荷物引いて積み込む毎日です。しかもこの先ドライバーに上がることもないでしょう。
 ちなみに、この主任が「下車勤」になったのは、ドラコンで表彰された実績があるから温情で下車勤になっているわけで、本来なら酒酔い運転どころか酒気帯び1発でクビになります。ドライバー個人の問題じゃすまなくなるんで。
そもそも、飲酒運転ってミスではないし、偶然や不可抗力でやっちゃうものではないですからね。飲酒運転をするような人を運転手として雇っていればどうなるかというのは誰にでも分かること。
解雇すれば会社としてはそれで済むけれど、それで飲酒運転が解消されるわけではないわけで、解雇すれば解決ってのはおかしな話だなとは思う。会社が抱えるべきものというわけではないが。必要なのはいかにして飲酒運転をさせないように再教育するかってことで、それを誰がどうやってやるかってところ。
そういう意味で、雇用を続けて職と収入の継続を保証したのは企業として取れる対応としては最高の部類に入るだろう。だけどその選んだ技術職に誇りがあるからこそ、他の業務に移るのは簡単な話ではないと。
しかしこれ、しんどい話だな。