朝日新聞は先鋭的


絵本もお役所も「萌え」 関連市場888億円の試算も
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 黒表紙の官能小説文庫でおなじみフランス書院は、03年に「美少女文庫」をスタートし100点以上を刊行している。「本家」の濃厚な劇画系と違い、表紙や挿絵は萌えキャラが躍る。中身は美少女剣士やメイドさんとのラブコメなどで、ライトノベルラノベ)に近い。
 「ラノベに飽き足らない人のための、若い世代向け官能小説、という位置づけです」と担当の森川洋平さんは話す。ラノベブームに乗って売れ行きも上々。「18禁(成人向け)ではないので、書店ではラノベの棚に置いて欲しいですね」
 茨城県下妻市のホームページキャラクター「シモンちゃん」は、リニューアルした3代目が昨年1月に登場して以来、ネットで注目を浴び同人誌まで作られる人気ぶり。グッズの発売を持ちかける企業もあったという。「萌えキャラとかそんなつもりはなく、HPのお堅いイメージを払拭(ふっしょく)したくて作っただけなんですが」と、情報政策課の平井英雄課長補佐は苦笑する。
 地元に生息するオオムラサキをイメージしたデザインは、プロのイラストレーターによるもの。羽の模様がオスのものなので「実は男の子」説が流れ、一部のコアなファンを刺激したが「性別は決めていない」そうだ。
美少女文庫の表紙が堂々と載っててびっくり。美少女文庫って18禁じゃなかったのかー、成人向けじゃなかったのかー、と更にびっくりだ。確かに二次元ドリーム文庫とかと比べるとエロはヌルいが、フランス書院文庫と変わらない程度にエロがあって、どこからどうみてもエロ小説なんだけど。これをライトノベルの棚に並べたら、エロだと気づかず買った子の親から苦情がきてもおかしくないよ。
シモンちゃん男の子説で喜んだ身としては、その歪み具合を世間がどれだけ理解するか、下妻の人がどう思ってるのか、気になるところ。怖くて直には聞けません。聞く相手いないけど。