四畳半神話大系 四畳半主義者

そろそろ終末期。
人ひとりが生きるためにもっとも安定した広さ、四畳半。それが素のままの人間が支配し管理できるスペース。
信念に基づき暮らす線路沿いの騒がしい大宇宙四畳半。やがて閉じこもり四畳半こそが世界となって見えるようになってきた世界の姿。
そもそもは自らの意思ではじめたことのはずなのに、四畳半から出られなくなり始まる苦闘。