アジア杯

普段はサッカーは見ないけど、最近の報道で中国系の行動が面白かったので視聴。
すごいです、国歌の演奏とともに会場を揺るがすほどに響き渡るブーイング。ちょっと驚いたのが、中国国歌の演奏で歌声が聞こえたこと。彼等は自分の国の国歌は歌えるようですね。日本だと、歌わないと主張する人もけっこう居たりするけど、あちらはそうでないのかもしれない。もっとも、会場に集まったのは愛国派の人ばかりで歌えるのが当然という状態なのかもしれませんが。『民度』と国歌が歌えることは関係があるのかと思ってましたが、そうでもないような。国民の民度が高くても国民が歌わない国や、そうでなくとも国歌を歌う国もあると。私にとってこの場合の『民度』は、自国に誇りを持ち、相手国に敬意を持てることだと思ってます。誇りがあるからこそ国歌が歌えるのであり、敬意を払えるからこそ清聴できるということで。このへん、国歌・君が代を嫌ってる人に問いただしたい気もします。
アウェイですから、中国の攻撃に声援が、日本の攻撃にブーイングが起こるのは自然ですね。だから、実力行使に出ない限り、試合中の応援や審判批判は気にすることはありませんが。
結局、日本は3点を取り、1点を取った中国に勝つこととなりました。アウェイという逆境の中を戦い抜いた選手達に喝采と感謝を。
ロスタイムに入り、3点目を入れるとともに、席を立ち、ぞろぞろと人が去る。遅い時間ということもあるが、できればまだ戦ってる選手達の為にも終了の笛が鳴るまでは応援すべきだったでしょう。表彰式が終わったときには、中国チーム応援席にはぽつりぽつりとしか残っておらず、一方で日本チーム応援席には人がぎっしりという景色になってしまいました。日本の選手に対してでなく、自国の選手達に対して失礼な行為じゃないかと思うんですよ。まさか、勝っていても表彰式は見るつもりはなかったなんてことないでしょう。ちと即物的すぎる印象でしたね。