エルフェンリート #9 追憶

ルーシーのツノをかっこいいと言って喜ぶコウタ。自分を否定しない相手だったが、施設での経験からなかなか人を信じられない。信じたくない気持ちと信じたい気持ちで揺れながら毎日、出会った場所に来てコウタを待つ。ツノを気にしているなら隠せばいいよとコウタに帽子をかぶらされ、気持ちは傾く。
施設を抜け出してから、適当な家に入り込んで家人は殺して過ごす。警察は殺人事件の犯人と行方不明になった女の子を捜しているが、両者が同一だとは思っていない。
もう会えなくなるからと、少し遠出をしてルーシーを動物園に連れて行く。そんなの面白くないと言っておきながら、いざ動物を見ると大喜びで駆け寄っておおはしゃぎ。あまりの変貌っぷりにあっけにとられてるコウタ。いやその表情、卑怯すぎですから。今までの怖い表情があるだけに、萌え死にそう。
夏の暑さを逃れて河原で水遊び、はしゃいでびしょぬれ。しょうがなく、着ていたものを干すために全裸の二人。ルーシーの告白。別れ際、次の日のお祭りのことを訊くルーシー。気を回して相手は男だと嘘をつくコウタ。
ひょっとしたらコウタと会えるかもしれないと祭りに出かけたルーシーが見たのは、男ではなくユカと一緒のコウタ。
殺すことがあたりまえになったことにとまどいを感じはじめていたルーシーだったが、囁きかける声はとまらずより強くなる。自分が受け入れられないなら、世界を自分好みにすればいいのだと。信じていたコウタの裏切りで気持ちは逆転する。