萌え

注目で上がってきたので


昨今の「萌え」ブームは落ち着いてきたのだろうか。
秋葉原が発信基地であるというわけではないが、地方在住者はどうしてもそういった流行り廃りの動向がつかみにくい。
私自身としては落ち着いてきたのではないかと感じる。
これはネットで見る情報やTVからなのでまだ落ち着いていないのかも知れない。
ただ、マスコミがオタクを取り上げることはあまりなくなったように感じるし、電車男の影響も薄れてくる頃だろうと思う。
ただ「萌え」を産業としてみると、未だに落ち着いていないように感じる。
何にでも「萌え」を付加すれば売れるのかは知らないが、「萌え○○」の販売は未だに続いている。
まぁ、それも1年から数年程度で目新しさがなくなってなくなっていくであろう。
秋葉原は発信場所じゃなく中継・増幅場所だと思う。概念はともかく、『萌え』という言葉は(パソコン通信を含む)ネット以降のもので、そこで伝播と発生を繰り返したものだし。アキバはそういった人たちの求めに応じるモノを扱うことができた場所。それが口コミと同レベルで散漫として掴みにくい状況にある『萌え』を集約する場所として機能したというだけで。
メディアの扱いは減ってないよ。単純に『萌え』というキーワードで関連事象を語るというところから、今はフィギュア・コスプレ・メイド喫茶あたりを扱って、その説明に『萌え』を使えばいいやという、『萌え』の次に段階にシフトして入るけど。
これが更に変化して続くのか、そのまま収束するのかはちょっと見えない。『アキバ』や『萌え』で仕掛けてみたけど商売としてあまり美味くなかったとなれば遠からず収束するだろうけど、とにもかくにもこれで稼ごうという動きが目立つばかりでしばらくは沈静化する様子もなく、先が見えない。とりあえずは夏ぐらいまでは現状のまま、年内で変化するかどうか。

どんな流行が出てこようとも私たちは勝手に萌えるだけ。それだけは確実だ。

結局、これに尽きるわな。誰かが用意してくれるものではなく、自分で見つけ、作り上げるものだ。


もえたんはネーミングが秀逸だった。盛り上がってきた『萌え』に萌え(たい)キャラに付ける『たん』を付けるという、これ以上ないというほどミニマムにまとめられたネーミング。他はしょせん柳の下でしかない。