ARIA The NATURAL その 逃げ水を追って…/その 夜光鈴の光は…

夏がやってきたアクア。セミがいるんですか、アクアには。暑いからいつもの面子での練習はなしなのだろうか、友達と一緒にスクール水着のアリスちゃん。
海の上には蜃気楼の街。普通は向こう側が見えるのかと思うが、これは鏡のような。
夏の暑さに参ってるアリア社長。涼しい場所を求めて日陰から日陰へ。それでも灯里が出かけるときは着いてゆく。
猫の得意技、涼しいところを見つける能力。暑さのさかり、午後二時。アリア社長を追って異次元空間、たどりついた喫茶店。そこは本当は人間が来てはいけないところ、涼を求める猫だけの秘密の場所。たった一杯のミルク、ケットシーからのプレゼント。
ん、影が足元にしか出てないな。
アクアの海でだけ取れる夜光石、これを使った夜光鈴やこうりん。かすかな音とほのかな光。
仕事よりそれ以外のことをしてることのほうが多いな、灯里。ゴンドラで夕涼みしてちょっとすやすや。なんて贅沢な。
やがて輝きの消える夜光鈴。夜光石を海に返すために海へ集まる人々、そういう夏のイベント。夏の思い出を語り合い、一夏お世話になった夜光石を海へと送る。短冊のおかげでヒラヒラと、ゆっくりと水の中を降る夜行石。あの水底には毎年の夜光石がたんまりと。
ああ、これは線香花火みたいなものなのか。ほのかに光ってじわりと光を消して落ちてゆく。
別れを惜しんで風鈴に残る夜行石の結晶。うむ、灯里はアクアに選ばれ、愛された特別な存在なんですね。今回の二本立てはそういう話なわけですな。